2009/04/30
asj-culture @ 12:16 AM

2009年度のミラノ・サローネが終了しました。
今年は4月22日~27日にて開催され、ミラノ市内はいつもと違う外国人の姿に溢れる毎日となっていました。
ミラノ・サローネって何?という方のために、ミラノ・サローネとは毎年ミラノで開催される家具の国際見本市のことです。イタリア語ではSalone Internazionale del mobile (サローネ・インテルナッツィオナーレ・デル・モービレ)といいます。また2年毎に照明(Euro Luce)とキッチン(Euro Cucina)の展示も併設されます。2009年は照明の年、これらはRho(ロー)市にある見本市会場にて開催されるものです。
それとは別にミラノ市内でも数多くのデザインイベントが開催されます。こちらをフオーリ・サローネとよんでいます。フオーリ(Fuori)とは外、という意味で見本市会場以外で開催されるイベントを総称しています。
見本市会場は実際の商談のための家具見本市、市内のデザインイベントは各メーカーや出展者のデザインの発表の場をして別の役割をしています。
このサローネのレポートはマンスリーマガジン『A-style』、『カザベラジャパン』のニュース欄にてお伝えしますが
ここでは別の視点から情報をお伝えします。
まずデザイン界の巨匠と呼ばれる方々のプロダクトのリデザインと新作が幾つか目に付きます。

アレッサンドロ・メンディーニの「Proust(プロウスト)」のリメイク・ヴァージョンです。
【カッペリーニ社、市内デザイン・ビレッジ展示より】
1978年のオリジナルは色を点描したようなものですが、今回の新作はエミリオ・プッチーニの洋服のような幾何学模様。
そしてこちらはメリタリア社からの新作、「Settecento(セッテチェント)」
続いてB&Bより、ガエタノ・ペーシェ 『Up5_Up6』のリメイクヴァージョン

メリタリア社からの新作、Montanara(モンタナーラ)

ナイアガラの滝をそのままソファーにしたような、すごいデザイン。
Gli Amici(リィ アミーチ:友達)メリタリア社
世界的不況を言われる今日、サローネでも見本市からのメーカー出展者の減少や来場者の減少(正式には未だ発表されていませんが)が見受けられる今年のサローネとなりました。
イタリアデザインが現在この地位を築いたのはほんの半世紀前からのこと、デザイン界の巨匠と呼ばれる方々の踏ん張りからイタリアデザインの底力を感じていただければと思います。
今回の例は少々特異性を持つデザインですが、デザインの歴史を担ってきた方々の一面です。
お年は召されましたが、彼らのデザインにメッセージを感じる気がします。
不況にデザインの世界までが巻き込まれないことを願いつつ、まずはデザイン界の重鎮デザイナーの活躍ぶりにエールを送りたいと思います。いいデザインは時代を経てもやはり新鮮であると再認識しながら・・・。
次は日本人デザイナーの活躍ぶりが目立つようになってきました。
その模様をお伝えします。
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2009/04/27
asj-culture @ 10:21 PM
Casabella Japan 775 日本語版リーフレット
カザベラジャパン 775号が発刊しました。
◆ コンペに見るポルトガルの底力
エネルジアス・デ・ポルトガル新社屋招待設計競技
ポルトガル万歳!カルロッタ・トノン
◆ イベリア&イタリア
カナル劇場|フアン・ナバロ・バルデウェグ
現実の両義性対談:フアン・ナバロ・バルデウェグ+エンリコ・モルテーニ
古典的+有機的 エンリコ・モルテーニ
ブラガンサ現代アートセンター|エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ
ウォルプタス(快楽)vsリビドー(欲望) フランチェスコ・ダルコ
NETセンター|アウレリオ・ガルフェッティ
逸脱と規範 ルカ・スカンシ
◆ 再検討:ミース以降のIITキャンパス
イリノイ工科大学アーサー・キーティング・ホール|マイロン・ゴールドスミス
ミース以上のミーシアン ニコラス・アダムス
◆ 信仰の場を創る
サン・ルーの仮礼拝堂|ローカルアーキテクチャー
構造のなかにフォルムあり マルク・コロン
サン・フェリペの教会|ホセ・クルス・オバリェ
時を止めた空間 ジョヴァンナ・クレスピ
ポルタレグレ教区教会・教区センター|ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ
宙吊りのファサードに囲まれて グラサ・コレイア
◆ CASABELLA JAPAN ニュース
動き始めたミラノ再開発プロジェクト─磯崎/リベスキンド/ハディド 上田敦子
◆ CASABELLA JAPAN リーディング
今なぜ、アルベルティか─書評から読む万能のルネサンス人
どうぞお楽しみ下さい。
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2009/04/15
asj-culture @ 12:15 AM

パスクワとは復活祭(イースター)のこと、キリストの復活を祝ってクリスマスに並んで盛大にお祝いします。イタリアのことわざに「Natale con i tuoi, Pasqua con chi vuoi(クリスマスは家族と、パスクワは好きな人と)」というのがあります。パスクワは春分を過ぎて最初の満月を追えた最初の日曜日、と毎年日が変わる可動祝日です。翌月曜日もお休みとなりこの短い?休みを利用して家族で、恋人同士や友人と海に、山にと出かけていきます。
パスクワに欠かせないのが卵形のチョコレート。この中にはサプライズが。
おまけつきチョコ、といえば分かりやすいでしょうか。
綺麗な卵形のチョコを壊すのはもったいないのですが、遠慮なくバリッと割り中のお楽しみを楽しみながらみんなであとはチョコを味わいます。
写真のチョコはフォンデンテ(ビターチョコ)。ちょっぴり大人向けです。

さて、パスクワの翌日はパスクエッタ、月曜日は祝日でお休みです。この日太陽がサンサンと輝きを取り戻し
海辺の町は一気に夏のようにみんなが砂浜へと繰り出しました。もちろん、水着で。
泳ぐよりも大好きな太陽を浴びるために、が目的です。日本と違い日焼けが何より大切なイタリア人。
紫外線が良くないのは当然ですが、ここにいるとそんなことよりこの自然の中に居たい気持ちになるのは最もな気にもなったりします。青く透明に澄み渡った海の広がる景色をを見ていると、いつの間にか太陽の下に・・・。
暫しリフレッシュし、またいつもの生活へと皆戻っていきます。
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2009/04/07
asj-culture @ 8:09 PM
4月6日早朝の3時半、イタリア中部のアブルッツォ州で地震が発生しました。
ラクイラ市では多くの建物が倒壊し、現在までに死者170名以上の犠牲者、1500名以上の負傷者が出ています。
被災地では救援作業が続いており、昨晩テントで夜を明かす人達とテントに入りきれず自家用車の中で家族で過ごす人達の映像が流れていました。くずれたブロックのように積み重なる石や壁、救援を待ちながら心配そうに見守る人達。
救援物資は少しずつ現地に到着していますが、週末に向けて悪天候も予想され更なる困難が予想されます。
食事ももちろんのこと、テントや簡易トイレなど生活に必要な物資が早く行き届くことを願います。
ほんの僅かにしかなりませんが、携帯メール(SMS)で募金をしました。多くの人の善意が集まりますように。
今週末はパスクワ(復活祭)。カトリックの国ではキリストの復活を祝うクリスマスと同様に大切な行事ですが、すっかりそれどころではなくなってしまった被災地。希望の光がはやく届くことを願うばかりです。
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2009/04/03
asj-culture @ 1:44 AM
イタリア・パドヴァで開催される国際建築賞、『バルバラ・カッポキン国際建築賞』のエントリーがまもなく始まります。
この賞の開催は今回で4回目となり、過去3回までにはASJ登録建築家の五十嵐淳氏、窪田勝文氏、山口隆氏が受賞をされている栄誉ある国際建築賞です。
『優れた建築にはクライアントの存在が重要』、という趣旨のもと受賞作品の設計を手掛けた建築家とともにクライアントも表彰されるという特徴のある国際建築賞です。

*写真は2007年、受賞作品掲載のテーブル
カテゴリーは下記の4つ
・住宅
・商業およびマネージメント施設
・公共施設(教育、文化、宗教、スポーツ、レクリエーション施設)
・ランドスケープ
*グランプリ賞金は65,000ユーロ(約8,450,000円)
授賞式と共にパドヴァ市で建築展も同時開催され、本年度はザハ・ハディッドの展示会が予定されています。
今回の賞の開催日程は
授賞式:2009年10月26日
ザハ・ハディッド建築展:2009年10月27日~
この建築賞には申込が必要です。
エントリーは4月9日から6月30日、24時まで(イタリア時間)
下のHPよりエントリーが出来ます。
http://en.bcbiennial.info/ 詳しくは こちらから
賞の内容の確認は 上記のHP内の Announcement
賞へのエントリーは Inscriptions をクリックしてください。
建築家の皆様、頑張って応募してください。
協会の会長カッポキン氏から日本からの多くの建築家の参加を今回もとても楽しみにしています、とのメッセージを頂いています。
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